はじめに
この記事では僕が最近購入したバックcôte&ciel(コートエシエル)の「ORIL L」を紹介します。通勤でも普段でも使えるバックパックで、使い勝手がいいものを探していました。シンプルなものを探していましたが、大抵のものが下図のようなカッチリした幾何形状のシルエットになります。これでは面白味がないと思ってしまいました。

機能の達成の仕方に対して色々な形状があってもいいと思いました。そんな中で出会ったのが、今回の「ORIL L」でした。

ORILの紹介
コートエシエルの商品は筒状の布を織り込むことをベースに形が作られています。折り紙のような発想ですが、シンプルな構造を下に欲しい機能を持たせるにはどのように織り込むかを追求したのがよく分かります。用途に合わない方もいるかもしれませんが僕は機能的に感じました。
シルエット
ぱっと見街中で目を引くシルエットになっています。シンプルだけど複雑が僕の一番の感想です。布地は傷がつきにくい表面処理が施されており、店員さんが4年使用したものを見せていただきましたが、状態はほぼ新品と変わらずでした。また壊れた部分が出ても修理が可能で長く使える商品です。肩がけの部分も体にフィットする形状になっており、背負ったときにすごくしっくりきます。


コンパートメント
さて、コンパートメントになりますが、大きく3つのエリアに分類されます。
①背中にいちばん近いのメインコンパートメント
②外側上部のサブコンパートメント
③外側下部のサブコンパートメント
以下で収納について説明していきます。

①メインコンパートメントはパソコンのホルダー、2つのメッシュポケット、内側の収納を備えています。また、下部のファスナーを開けると外側下部のコンパートメントにつながっています。収納量としては多くはありませんが、持ち物を絞れば十分でしょう。落としたくない物はこのエリアに入れると良さそうです。


②外側上部コンパートメントはロックを外すと小物入れが出てきます。


さらに背面側に物入れがあります。

③上部外側コンパートメントはロックを外し、縦割りのファスナーを解除するとアクセスできます。いちばん大きな収納エリアになります。


スポーツジムに行くときには上部に新しい衣類、使い終わったら下部に入れたり役割を分けて使えそう。カメラを入れる人は道具を分けて収納しやすそうです。
使用感
主に仕事に使う予定ですが、コロナが収束したらプライベートにも使用したいと考えています。しばらく使ってみて使用感をレビューしたいと思います。
仕事編
プライベート編
最後に
かなり高価なバックパックになりますが、満足いく商品です。シンプルでありながら機能美を求めている人に一つの解を与えてくれる商品でした。
どんな考えでデザインしたのか気になったので調べてみました。下記リンクでデザイナーのエミリー・アルノーのデザイン思想が説明されています。「Less is More」の精神で削れるものを徹底的に削っていながら、有機的な自然の中にある幾何学的なものの美しさをシンプルに表現しているようです。それが今回の僕の心を掴んだようです。