はじめに
色覚異常の障害をお持ちの方がまれにいますが、僕もそんな一人です。僕の場合、赤が見えにくい色覚異常を持っていて、赤と茶色と緑の区別が苦手です。当てられる時と当てられない時があります。この記事ではそのような色覚異常を補正してくれるメガネ「Enchroma(エンクロマ)」のレビューを行います。実際に使ってみての個人的な感想になります。
色覚異常者の生活ってどんな?
個人的に色覚異常でなんだかなぁと思うことはたまにあります。自分の経験したところだと
・仕事で「赤枠の部分」などと言われると、どこの話をしているかが分からない
・色を見分けることが必要な仕事ができない。電機技師、飛行機パイロット、、、
・花壇の赤いチューリップを見て、茎しか見えていなくてクイが刺さっていると勘違いした
・美術の時間に色の使い方が独特だと褒められる
別に障害を苦に思ったことはないですが、面倒だなと思うこともまぁあります。今回は嫁に試してみたらと言われたので、使ってみることになりました。
Enchromaを使ってみて
さて実際にEnchromaを使ってみてのレビューをしていきます。今回購入したのは「Altavista Fitover」です。メガネの上からでもかけられるタイプのものを選びました。フレームなども軽く作られており負担になりません。

付属品で専用のケースがついてきました。

まず見た目としては光の当たり方によりますが、レンズが青く光っているように見えます。個人的には気になりません。

さて、実際にはどのように色が変わって見えるのかと言うと、
最初の感想は「全体的に暗くて、赤い」でした。暗さはサングラスをかけていると思えばこんなもんかと許容できるレベルですが、うーん、赤い。しばらくかけて目を慣れさせる時間が必要とあったのでしばらくかけてみました。すると違和感がだいぶ減ってきます。ただ意識的に見ると赤いです。これが普通の人が見ている色なのかというと少し違う気がします。
ただし、見えていなかった赤が強調されるおかげなのか色の区別がはっきりします。信号機の赤の主張、スーパーの特売の文字の目を引くこと。確かにこのメガネを使えば色の区別で悩むことがないぐらい色が鮮やかに見えます。僕の場合は
・赤が強調され、鮮明に見える
・茶色と緑の差がはっきりする
・オレンジの色が強く見えるようになる
確かに色を間違えることはないレベルです。セブンイレブンの看板がめちゃくちゃ目を引く。
Enchromaを購入するまで
Enchromaは日本語のサイトで購入することもできますが、金額が7万円とかになっています。下記の英語のサイトで購入すれば半額ぐらいで手に入ります。また、下記サイトでどのメガネがいいのかカラーブラインドテストが実施できます。
とはいえ高い買い物です。間違いないようにするにはレンタルで事前に確認することをお勧めします。6000円ぐらいで3泊4日借りるサービスもありますので、自分に合うか不安な方は試してみることをお勧めします。
https://www.puolukka.jp/?pid=139383628
注意点はレンタルの前に公式サイトで現在取り扱っているモデルを確認しておきましょう。僕がレンタルしたものは型落ちでもう売っていなかったです。
最後に
人によって感想はまちまちだと思います。全く効果がないという記事もありますが、僕の感想としては買って正解だったと思います。これからの旅行先で使うのが楽しみです。また、買わないにしてもレンタルしてみて色がわかる世界ってこんなかなぐらいの経験だけでも価値があると思います。