この記事では上昇トレンド中の一時的な株価の下落を回避するための利益確定後に行う注文について説明します。下がるときにその下落を静観し、逆に上がった時に機会を失わない方法について説明します。
おさらい
前の記事ではソフトバンク株が少し下がる可能性があるということで一度利益確定をしました。その根拠は下図のような典型的な上昇トレンドをイメージしてのことでした。もちろんこの下りが大きい場合もあるので利益確定をしておくのが吉でしょう。

利益確定した後の株価は下がると予想していますが、株価がどうなるかは読み切る事はできません。できるのはリスクを抑えて、利益を狙うことだけです。こういう時に行うのが逆指数注文です。
逆指数注文の勧め
逆指数注文は何かというと
○円以上になったら×円で買う
○円以下になったら×円で売る
といった条件付きの注文の入れ方です。この注文方法の利点は幾つかありますが、今回のケースにもとても有効な使い方ができます。
昨日の終わり時の株価が1256.5円。ここで1265円以上になったら1266円で買うという逆指数注文を入れた場合、どのようなことになるでしょうか。
株価が1256.5円から下がっていった場合
→注文は実行されずに株価が下がっていくだけ
株価が1256.5円から上がっていった場合
→1265円まで上がるようなら1266円で買注文が入り、それ以降の上昇トレンドに乗れます。

実際の結果
当初の予想が外れて反転して株価が上昇しました。ただし、逆指数注文を入れていたので上昇する機会を逃さずにすみました。実はこの作業を毎日繰り返すだけでも、いいトレードができます。

まとめ
さて、今回は逆指数注文の使い方をソフトバンク株で実践して、株価上昇の機会を逃さずに済んだというお話でした。株取引の一つのやり方として、参考になればと思います。