株価はよくニュースに影響を受けて変動するという話を聞きます。本当にそうでしょうか。株をやっているとニュースを無視して変動することは割とよく見かけます。今回はGoTo停止の報道が入って最初のトレードでどのような株の動きをしたのかANAとJALの株を見てみようと思います。
下に株価の変動をキャプチャしましたが、ANAは下落、JALは上昇という結果になっています。つまりは悪材料があったとしても株価は必ずしも下がるというわけではないということです。

では、どのような株の変動が起こるのかを見てみます。まず値動きの幅は大きくなります。デイトレーダーは1日の値動きを見ています。下のようなやりとりが行われていることが想像できます。
大衆:悪材料があるから売っておこう
→株が下がる
デイトレーダ:株価が下がったので安く購入しよう
→株が上昇
ある程度上昇したら利益を確定
→ある程度売りが進み株価が少し下がる

先ほどのようなやりとりのどこで止まるかでも株価の1日の終値は決まるのかと思います。
もう一つ大事なポイントは悪材料が入る前の株価の傾向は上昇だったのか下降だったのかを見ておくことです。悪材料が一時的だと判断されれば株価が下がったとしても、上昇傾向に引っ張られて元に戻っていきます。今回のANAのチャートを見ると数日前に株価が一気にジャンプしていますが、その後の傾向は急な上がり方に反発するようにじわじわ下げの傾向になっています。悪材料も加わって下がりそうだなと僕は判断していました。
まとめ
今回は悪材料があるときの株は必ずしも下がるわけではないことを、GoTo中止の報道に対してANA/JALの株の値動きを見て確認しました。結局は投資をしている人たちが株の値動きがどうなりそうかを推測しているわけで、自分だったらどうやって利益を確保するかを様々な立場で考えることで値動きを予想できると思います。必ずしも当たりませんが、このようなパターンを多く持っておくことで株投資で確信を持って挑むことができます。